投稿日時 2015-02-02 19:25:11 投稿者 Mie このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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信条って、いったい何なんだろうか。 http://ncode.syosetu.com/n9144bk/ 照れているのではありません。 http://www.nikkansports.com/sochi2014/trivia/news/f-sochi-tp0-20140122-1247378.html 聞いたことだけはありましたけど……。 http://dic.pixiv.net/a/YES!%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BFNO!%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%81 ~ おまけ(デッドエンド) ~ マーヤさんはそんな様子を微笑ましく眺めている一方で「さあ、あなたはどうするのかしら?」という色っぽい流し目を俺に送ってくる。 そしてエミーちゃんに目を向けてみると逆に困惑の視線が返ってきた。 キレイな指先を伸ばした片手を控えめに上げて見せているのは、きっと「|手刀《これ》でいいなら、代わりにやってあげるけど」という意味だろう。 しばしばニコを止めるのに使う手だが、それを彼女に振るうのは俺も気が進まない。 ラート氏はラート氏で、錯乱しているニャル子ちゃんの隣で冷静に三つ編みウィップの回避に専念しているし……俺がやるしかないのか。 「……ニャルちゃん」 「ごめんなさい、ごめんなさ――ひうっ!?」 正面から見えるように優しく肩に手を置いたのだが、意識がどこかに飛んでいた彼女には分からなかったようだ。 しかし正気には戻ったようなので、このまま彼女の目をじっと見つめながら話しかける。 「確かに、ニアちゃんは可愛い」 「……?」 「にゅふふふーん♪」 ニャル子ちゃんは、夢から覚めたかのように目をパチパチさせている。 その下では、両手に挟まれた状態で我が娘が嬉しそうにくねくねしているが……今はさておく。 ここからが重要だ。 「だが、るー君も可愛いのだ!」 「……は?」 俺の力説に、三つ編みちゃんがぽかーんとした顔になった。 「可愛いのに優劣なんかない。 上下だってない。 ただ、可愛さの種類がちょっと違うだけだ。 そうは……思わないか?」 「……」 瞬きをやめた彼女と見つめ合う。 周りが妙に静かだけど、今は取り敢えず置いておく。 この子はきっと、るー君の大ファンなのにウチの娘にも可愛いと思ってしまったのが「浮気」のように感じてしまったのだろう。 でも、そうじゃない。 可愛いと思うことに罪はない。 可愛いものは可愛いんだから、仕方ないじゃないか。 しばらく見つめ合っていると、俺が手を置いていた彼女の肩の力が抜けてきた。 少し赤くなっていた顔も落ち着いていたようだ。 よかったよかった。 いつも通りに戻ったニャル子ちゃんは、いつもらしく気だるそうな表情で軽く俺の手を払い、可愛らしい口から小さく息を吐いて――。 「なに言ってんの、あんた?」 「……」 視界の外で、いささか乙女らしからぬ噴き出す音が聞こえる。 しかも二つ。 俺も急激に頭から熱が引き――更にどんどん熱が引いていく。 というか、たぶん青ざめているだろう。 間違いない。 女の子達の笑い声が遠くなっていく。 「……う、うん。 なに、言ってるんだろうね……あはははは」 「寒っ」 「ぐふっ」 俺は死んだ。 |
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